関西空港の国際線で出入国した4月の外国人客数が、単月として1994年9月の開港以来の最多を更新した。前年同月比65%増の158万6111人だった。関空を運営する関西エアポートが24日発表した。

 同社によると、これまで最も多かったのは、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年4月の156万9243人だった。海外では日本の花見の人気が高く、春は旅行者が増える傾向があるという。今年は、円安による訪日需要の増加や、開花の遅れで4月に長く桜を見られたことなども重なったとみている。

 関空の国際線で出入国した4月の日本人客数は前年同月比86%増の30万3133人。通過旅客を含めた国際線の総旅客数は189万2882人だった。(田中章博)

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