診療報酬は2年に1度改定されていて、1日から新たな報酬が適用されます。

このうち初めて受診した時に支払う初診料は30円引き上げられて2910円、2回目以降の再診料は20円引き上げられて750円となります。

このほかの新たな加算も含めると、自己負担割合が3割の人の窓口での支払いは初診時で最大219円、再診時は最大36円増えることになります。

また、入院した場合に毎日かかる「入院基本料」や、入院患者の食費も引き上げられます。

こうした引き上げによる医療機関の増収分は、医療従事者の賃上げにあてられることになっていて、看護師や技師をはじめ、40歳未満の勤務医や事務職員など幅広い職種で、今年度は2.5%、来年度は2%のベースアップを目指すとしています。

また、医療のデジタル化を進めるため、マイナ保険証を活用しているなど、一定の条件を満たした医療機関は報酬の加算を受けられるようになります。

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