宮沢内閣不信任案が可決

1993(平成5)年 宮沢喜一内閣に対する不信任決議案が衆院本会議で可決。自民党内の造反議員が賛成に回った。7月の解散総選挙では、羽田孜率いる羽田派議員らの離党で自民党は過半数を確保できず、宮沢首相は退陣。日本新党代表の細川護熙を首班とする非自民・非共産連立内閣が8月に発足。55年の保守合同以来政権を握ってきた自民党が下野した。

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その他の出来事

日本で2番目の大学として京都帝国大学設立

1897(明治30)年 「京都帝国大学設置に関する勅令」制定。日本で2番目の大学として京都帝国大学(現京都大学)の創設が決まった。理工科大学が9月に先行開学。法、医、文4学部体制を順次整えた。

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ブラジル移民第1陣が到着

1908(明治41)年 日本からの第1回契約移民の第1陣781人を乗せた笠戸丸が、ブラジルのサントス港に到着。農業労働者として6カ所のコーヒー農場に送られた。成功を夢見て多額の費用を払って渡航したものの、劣悪な生活環境、厳しい労働、低賃金に反発。移民を仲介した日本の植民会社や現地公使館に抗議し、別の耕作地への移住、鉄道工事への配転などが行われた。多くの移民が離農するなど、定着率は悪かった。

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モーターボート競走法を公布

1951(昭和26)年 公営競技の一つとして競艇を導入するため「モーターボート競走法」が公布された。52年4月、長崎県の大村競走場で初開催。舟券の売り上げのうち75%は払戻金に充てられる。残り25%から開催経費、日本財団や日本モーターボート競走会への納付金等を差し引いた金額がレース主催者である地方自治体の収益となる。

豊田商事の永野会長刺殺事件

1985(昭和60)年 金の地金販売を装う詐欺的商法で3万人から2000億円もの金を集めた永野一男豊田商事会長が大阪市北区の自宅マンションで刺殺された。永野会長の動静を取材するため詰めかけていた報道陣の前での凶行で、映像がそのまま流れる衝撃的な事件だった。

河井元法相に実刑判決

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