南シナ海のアユンギン礁で、フィリピンの補給船に放水する中国艦船(3月)=ロイター・共同

外務省は18日、南シナ海情勢に懸念を表明する報道発表を出した。アユンギン礁(英語名セカンド・トーマス礁)周辺で17日に中国海警局とフィリピンの船舶が衝突した事案を受けた。「航行の自由を妨害し、地域の緊張を高める行為が繰り返されている」と指摘した。

日本として「南シナ海での力による一方的な現状変更の試みに強く反対する」と強調した。4月の日米比首脳会談で発出した共同文書に触れ「南シナ海における不法な海洋権益に関する主張を懸念する」と言明した。

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