東京都知事選はこれまで21回あり、最も高かった投票率は美濃部亮吉氏が再選した1971年の72.36%。その後は40〜60%台で推移し、新型コロナウイルス禍の中で行われた前回は55.00%で8番目に低い数字だった。これまでの最低は鈴木俊一氏が3選を決めた1987年の43.19%。  近年は若い世代の投票率低迷も課題だ。都選管の資料によると、前回の都知事選の年代別推定投票率は70〜74歳が65.53%と最も高く、21〜24歳は39.19%で最も低かった。  このため都選管は、今回の都知事選のイメージキャラクターとして若者への知名度が高い俳優、志尊淳さんを起用。このほか22、29日と7月6日には渋谷で啓発イベントを催す。オリジナルグッズが当たるガチャガチャや、クリエーターの作品展示などを予定する。

俳優の志尊淳さんを起用した東京都知事選のポスター㊧と、投票箱(イメージ写真)

 都選管は期日前投票の利用も呼びかけている。19日現在の選挙人名簿登録者数は1153万3132人。(山下葉月) 

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。