新たに日本の大陸棚となるのは、小笠原諸島の東側で、EEZ=排他的経済水域の外側に位置する「小笠原海台」と呼ばれる海域の大半の部分、およそ12万平方キロメートルです。
国連海洋法条約では、資源の採掘などの主権的な権利が認められる大陸棚は、原則、各国のEEZの内側の範囲と定められていますが、海底の地形など、一定の条件を満たし、関係国の理解が得られれば、外側に広げられるとの規定があります。
今回のエリアについて、政府は、水域を接するアメリカとのおよそ10年間の調整を経て、25日の閣議で大陸棚の拡大を正式に決めました。
海洋政策を担当する松村国家公安委員長は、閣議のあとの記者会見で「海域にはコバルトなどの金属を含有する鉱物資源が存在することが確認されている。今後は、まず資源エネルギー庁で状況の調査を行う予定だ」と述べました。
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