林芳正官房長官は1日の記者会見で、北方領土の元島民らがビザなしで北方四島を訪れる「北方墓参」を巡り「ロシア側から再開に向けた肯定的な反応は得られていない」と明らかにした。「墓参の枠組みが維持されていることは確認が取れている」と説明し、事業再開をロシア側に強く求めていくと強調した。

 ロシアはウクライナ侵攻を受けた日本の対ロ制裁に反発し、領土問題を含む平和条約締結交渉の中断を発表。ビザなし交流に関する合意も破棄した一方、2023年1月に北方墓参の合意は有効と表明した。

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