茂木敏充氏=8月28日、国会内で(佐藤哲紀撮影)
自民党の茂木敏充幹事長(68)=衆院栃木5区、10期=は4日、東京都内で記者会見し、党総裁選(9月12日告示、27日投開票)への立候補を表明した。正式に出馬表明したのは、小林前経済安全保障担当相(49)、石破茂元幹事長(67)、河野太郎デジタル相(61)、林芳正官房長官(63)に続いて5人目。茂木氏の総裁選出馬は初めてとなる。◆「3年以内に結果が出なければ責任を取る」
茂木氏は、成長戦略による税収アップなどによる「増税ゼロ」や、政党から政治家個人に支出される政策活動費の廃止、政治資金パーティー収入への課税を盛り込んだ政治資金規正法改正に取り組む考えを示し、「全く新しい自民党を作っていく覚悟を示し、政治改革、党改革を断行する」と訴えた。3年以内に結果が出なければ「総理が責任を取る」とも述べた。 茂木氏は東京大卒で、丸紅、読売新聞社勤務を経て米ハーバード大大学院で行政学修士を取得、大手コンサルティング会社「マッキンゼー・アンド・カンパニー」に勤めた後、1993年の衆院選に細川護熙氏率いる日本新党から立候補し初当選。無所属を経て、1995年に自民党入りした。外相や経済産業相などの閣僚や党政調会長などを歴任し、岸田政権で2021年11月から幹事長を務めている。(中根政人) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。