兵庫県の斎藤知事がパワハラの疑いなどで告発された問題で、県議会では、すべての会派と無所属議員、あわせて86人の議員全員が知事に対し、ただちに辞職するよう求めていて、辞職しなければ、19日の定例議会初日に不信任決議案を提出し、可決させたい考えです。

これを前に17日、各会派の代表者らは決議案の取り扱いなど、議会初日の対応を協議することにしています。

これに対し斎藤知事は先週末「心境は変わらない。公務を1日1日やらせてもらっている。必要な改革を進めていくために頑張っていきたい」と述べ、辞職要求には応じない考えを強調しました。

その上で、決議案が可決された場合の対応について「議会の対応を踏まえて法律の規定に基づき対応を決めていく」と述べ、県議会の解散も排除せず、検討する考えを重ねて示しました。

不信任決議案の可決を受けて知事が議会を解散したケースはなく、斎藤知事の判断が最大の焦点となっていて、一連の問題はヤマ場を迎えます。

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