岸田総理大臣は、4日間の日程でアメリカを訪問する予定で、21日午前、政府専用機で羽田空港を出発します。

現地では、バイデン大統領の地元・デラウェア州にある私邸で日米首脳会談に臨み、日米同盟の強化を確認するのに加え、日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4か国の枠組み=クアッドの首脳会合に出席し、中国の動向も念頭に、海洋安全保障の協力強化などで一致する見通しです。

また、ニューヨークで開かれている国連総会で地球規模の課題などを話し合う「未来サミット」に出席し、国連改革への行動を呼びかけるとともに、法の支配に基づく国際秩序の重要性や核兵器廃絶に向けた取り組みの推進を訴える方針です。

さらに現地を訪れるウクライナのゼレンスキー大統領とも会談し、ロシアへの制裁とウクライナ支援を継続していく考えを伝えるものとみられます。

岸田総理大臣としては今回が退任前の最後の外国訪問となり、3年間の外交成果を次の政権に引き継げるよう環境を整えたい考えです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。