石破茂内閣が1日に発足した。石破首相と19人の閣僚の平均年齢は63歳と直近の岸田文雄内閣の発足時とほぼ同じだった。初入閣は13人となり一定の刷新感はあるものの、女性は2人にとどまった。
初入閣組は福岡資麿厚生労働相、武藤容治経済産業相らで当選回数が入閣適齢期とされる「待機組」が目立つ。岸田内閣は初入閣が11人だった。衆院当選5回以上、参院当選3回以上で閣僚経験がない議員を待機組と呼ぶことが多い。
官房長官に林芳正氏が留任した。外相は岩屋毅元防衛相が就き、防衛相は中谷元氏が再登板する。
女性閣僚は阿部俊子文部科学相、三原じゅん子こども政策相の2人のみだった。直近の岸田内閣の5人から減った。
現職・元職の国会議員を3親等以内にもつ、いわゆる「世襲議員」は小里泰弘農相や赤沢亮正経済財政・再生相ら8人だ。直近の岸田内閣の9人より1人少ない。
政治資金問題が発端となり「脱派閥」も特徴となった。
所属派閥(2023年12月1日時点で所属していた旧派閥を含む)でみると石破首相自身が無派閥で、閣僚も過半数の10人も無派閥だ。岸田内閣の直近の3人から増えた。
閣僚を年齢別に見ると60歳代が11人、50歳代が5人、70歳代が3人となった。40歳代以下はいない。
政治資金問題で処分された議員の起用は見送った。22年の党発表で世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が確認された議員は4人いた。
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