特定の業界や業務のデータを追加学習し精度を高める

NTTコミュニケーションズ(コム)は29日、大規模言語モデル(LLM)の共同開発に取り組むパートナーの募集を始めると発表した。金融業界や自治体などの持つデータを活用し、業界や業務に特化したLLMの構築につなげる。

NTTは生成AI(人工知能)の基盤となるLLM「tsuzumi(つづみ)」を独自開発し、3月にサービスの提供を始めた。専門用語や細かな言い回しを含んだデータを追加学習させることで、回答の精度や効率を高める。

金融業界ではコールセンターでの会話の要約、自治体では住民からの問い合わせ対応への活用を想定している。このほか、小売店などで人間を模した「バーチャルヒューマン」を取り入れた接客にも生かす。

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