真島茂樹さんは宇都宮市出身で、1972年に「日劇ダンシングチーム」に入団してトップダンサーとして活躍し、その後、ミュージカルへの出演やダンスの講師などで活動しました。
振り付け師としては、2004年に発表した俳優の松平健さんの「マツケンサンバII」で、サンバのリズムにあわせ派手な着物姿で歌い踊る斬新な振り付けが評判を呼んで楽曲を大ヒットに導きました。
真島さんはダンサーとしてもこの曲に参加していて、松平さんとともにNHKの紅白歌合戦や歌番組にも出演しました。観客にみずから振り付けを教えるなかで、明るく親しみやすいキャラクターにも注目が集まり、一躍、時の人となりました。
所属事務所によりますと、真島さんは今月も松平さんのコンサートに出演する予定で、精力的に活動していましたが、22日夜、虚血性心不全のため亡くなったということです。77歳でした。
所属事務所「自ら『一生踊り子』という言葉を胸に」
真島さんが亡くなったことについて所属事務所がコメントを発表し、「小さい頃からの夢を実現させレビューの道を邁進して参りました。『マツケンサンバII』の振付以降は、活動の幅も広げ皆様に愛される日々を送り、自ら『一生踊り子』という言葉を胸に亡くなる前日まで元気で仕事をこなしておりました。華やかな生涯を刻めました」などとつづっています。
松平健さん「歌って踊り続ける」
真島さんが亡くなったことについて、「マツケンサンバII」を歌う俳優の松平健さんが所属事務所を通じてコメントを発表し、「あまりに突然の事でいまだ信じがたい思いです。踊りを愛し生涯ダンサーを貫き通したマジを尊敬し称賛します。一緒に仕事をすれば周りに気を配りいったん振り付けとなるとプロフェッショナルな厳しい指導。終われば明るく元気な優しい人柄でした。そんなマジと長年苦楽を共にしてつくった作品をこれからも皆さんに楽しんでいただけるよう私も歌って踊り続けたいと思います」とつづっています。
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