リコーは理研と実用化が近づく新技術を予測するアルゴリズムを開発した

リコーと理化学研究所は、特許や技術論文から実用化が近い技術の兆候をとらえるアルゴリズム(計算手法)を開発したと発表した。リコーは実用化を控えて普及が見込まれる技術を素早く察知し、自社の技術や製品の開発に役立てる。

開発したアルゴリズムは特許や技術論文で共通して使われるキーワードの増減パターンを数値化する。例えば、技術論文で一定の頻度で使われ、かつ特許での記載が急増しているキーワードは近い将来、特許の申請が相次ぐ可能性がある。

こうした兆候を数値として判定することで「実用化が近い技術」を予測する。アルゴリズムを使うことで、特許や技術論文を網羅的に調べて新しい研究テーマをいち早く見つけることができるという。

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