原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)最終処分場の選定を巡り、事業主体の原子力発電環境整備機構(NUMO)は10日、佐賀県玄海町で文献調査を始めた。経済産業省がこの日、事業計画の変更を認可した。文献調査実施は全国3例目で、原発立地自治体としては初めて。
文献調査は処分場の選定手続きを定めた「最終処分法」に基づく3段階の調査のうち最初の調査。開始に伴い、玄海町は最大20億円の交付金が得られる。調査範囲は町全域で、期間は2年程度。脇山伸太郎町長が5月10日、調査の受け入れを表明していた。【高橋由衣】
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