川内原子力発電所(鹿児島県薩摩川内市)

九州電力は12日、川内原子力発電所1号機(鹿児島県薩摩川内市)の定期検査を14日から始めると発表した。9月25日の運転再開を予定している。同機は7月3日に運転開始から丸40年を迎えるが、原子力規制委員会は2023年11月に最長20年間の運転期間延長を認可している。

川内原発1号機の出力は89万キロワット。定期検査期間中、事故が起きた際の外部電源の確保をより確実にするため、外部とつなぐ送電線を3回線から6回線に増強する。また、燃料集合体157体のうち一部を取り換える。発電は8月29日に再開する予定。

このほか、九電では現在、玄海原発4号機(佐賀県玄海町)が定期検査の最終段階となる調整運転に入っており、6月28日に通常運転に復帰する見通し。川内原発2号機(鹿児島県薩摩川内市)は9月中旬から定期検査に入る予定だ。

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