サウジアラビア・メッカ近郊で日傘を差す巡礼者たち=2024年6月18日(AP=共同)

 ロイター通信などによると、イスラム教最大の聖地、サウジアラビア西部メッカで行われていた大巡礼(ハッジ)で、死者が20日までに750人を超えた。酷暑で熱中症が原因とみられる死亡例が相次いでいる。巡礼者の死者が1000人を超えたとする報道もある。

 エジプト当局者によると、少なくとも530人のエジプト人巡礼者が死亡した。サウジ当局は死者について詳しい発表をしていない。

 メッカの最高気温は17日に50度を超えた。エジプト以外にも、ヨルダンやチュニジア、インドネシアなどの巡礼者220人以上がこれまでに亡くなっている。

 エジプト外務省は20日、24時間態勢の対策室を設置すると発表した。(共同)

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