“秘境の文筆家”と銘打った今回の取り組みは、椎葉村が地域おこし協力隊の制度を活用し、直木賞作家の今村翔吾さんが代表を務める読書などの推進団体と連携して行うものです。

募集に対し、北は北海道から南は宮崎県まで全国各地の92人から応募があり、作品や面接などの選考を経て4人が選ばれました。

1日、村で開かれた着任式では、黒木保隆村長から4人に対し、地域おこし協力隊の辞令が交付されました。

4人は年齢が非公表の1人を除いて20代から30代の元会社員と介護福祉士で、このうち3人は作家としてデビューする前の人たちです。

今後、最長で3年間村に住んで月給をもらいながら半年に1本のペースで小説を執筆し、本の出版を目指します。

最年少の23歳の四葉ソウさんは「人生かけるなら今だと乗り込んだので、駆け抜けていきたい」と話していました。

今村さんは「4人にはデビュー後も生き残って作品を書き続けることができる作家になってもらいたい。この取り組みが教育的、文化的に椎葉村にとっても夢を追う人たちにとってもプラスになってほしい」と話していました。

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