記者会見するJAXAの山川宏理事長=19日午後、東京都千代田区

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の山川宏理事長は19日の記者会見で、国際月探査「アルテミス計画」で月面に降り立つ日本の宇宙飛行士2人に必要な資質は「リーダーシップ(統率力)や発信力などが想定される」との考えを示した。JAXA所属の現役飛行士ら計7人から選ばれる見込みだが、具体的な選定方法は未定だと説明した。

 山川氏は「人類の活動領域を大幅に拡大する役割を日本が担う。非常に貴重な機会を捉えて、世界に発信してくれる能力が重要だ」と指摘。チームを支える「フォロワーシップ」も大切になるとの認識を示した。その上で「(選ばれるために)お互いに切磋琢磨してほしい」と述べた。

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