会見した佐川氏はノーベル賞の有力候補として知られる(名古屋市)

大同特殊鋼は22日、顧問の佐川真人氏が今年に入り欧州発明家賞など複数の賞を受賞したことを受け、名古屋市内で報告会を開いた。佐川氏は電気自動車(EV)やスマホに使われる強力な磁石「ネオジム磁石」の発明者で、ノーベル賞候補の一人とされている。

佐川氏は国際純粋・応用物理学連合(IUPAP)の「磁気賞」と「ネールメダル」を4月に、技術進歩などに貢献した発明家に贈られる「欧州発明家賞」(非欧州部門)を7月にそれぞれ受賞した。欧州発明家賞は2019年にノーベル賞を受賞した吉野彰氏にも送られている。

受賞を受け佐川氏は「賞をいただいたことを契機に、さらに研究に力を入れていきたい」と述べた。ノーベル賞に関して聞かれると、意欲を見せつつも「あまり期待しないようにしている」と留めた。

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