旧ツイッターのXでは、バイデン大統領が選挙戦からの撤退を表明した日本時間の7月22日以降、バイデン大統領についての偽情報が広がっていて、英語のニュースメディアを名乗るアカウントは「ホスピスに入っていて、今夜を生き延びることが難しい状況だ」などといった偽情報を英語で投稿し、少なくとも1100万回以上、閲覧されました。

バイデン大統領は新型コロナウイルスに感染しましたが症状は軽かったということで、日本時間の25日にはホワイトハウスの大統領執務室で演説しています。

同様の偽情報の投稿は日本語でも複数出され、あわせて100万回以上、閲覧されていましたが、その後、偽情報を投稿した英語のアカウント自体が削除されました。

また、ハリス副大統領についても「生まれたとき、両親はどちらもアメリカ市民ではなく、大統領に立候補する資格がない」などといった事実ではない偽情報が25日正午の時点で560万回以上閲覧されていて、日本語でも同様の投稿が複数出ています。

ハリス氏の父親はジャマイカ出身母親はインド出身ですが、ハリス氏はアメリカ西部カリフォルニア州で生まれており、アメリカで生まれれば親の国籍にかかわらず、誰でも国籍が与えられる「出生地主義」という憲法で規定されている仕組みのもとで立候補の資格があります。

さらに、ハリス氏が実際には話していない意味不明な内容を、話したかのように見せる英語の偽動画も出ていて、230万回以上閲覧されています。

選挙期間中は偽情報や誤った情報のほか、最近では生成AIなどで作られる偽の動画、ディープフェイクも広がりやすく、こうした投稿を安易に拡散させないことが重要です。

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