MARUWAが29日に発表した2024年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比58%増の45億円だった。生成AI(人工知能)関連の投資が活発化しており、AIなど次世代高速通信向けのセラミック基板の売り上げ増が業績の伸びをけん引した。

電動車のパワー半導体に使われるセラミック基板も需要が堅調だった

売上高は28%増の162億円、営業利益は60%増の56億円だった。電動車のパワー半導体に使われるセラミック基板も、中国やアジアを中心に引き続き需要が堅調だった。

25年3月期通期の連結業績は従来予想を据え置いた。売上高は前期比14%増の703億円、営業利益は16%増の230億円を見込む。為替変動の影響を見通せないことを理由に、同社は経常利益と純利益の予想を公表していない。

半導体製造装置向けの部材については「足元で半導体市況が上向いてきており、下期から伸びてくるのではないか」(同社)との見方を示した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。