東京電力は31日、福島第一原発2号機の溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)の試験的取り出しについて、8月下旬にも始めるとの見通しを明らかにした。原子力規制委員会による取り出し装置の使用前検査を受け、問題がないと判定されたという。
東電によると、取り出しに使う「釣りざお式装置」のすえ付け確認などの検査を31日に受け、規制委から「良」と判定された。規制委は、東電が装置の使用開始を希望する8月21日に間に合うよう、検査の終了証の交付手続きを進める方針。(福地慶太郎)
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