環境省は5日、東京電力福島第1原発事故で福島県内7市町村に残る原則立ち入り禁止の帰還困難区域のうち、富岡町の特定帰還居住区域で除染作業に着手した。これにより特定区域が設定された双葉、大熊、浪江、富岡4町全てで作業が始まった。空間放射線量を下げて、帰還希望者宅と周辺生活圏の避難指示解除につなげる。
帰還困難区域を巡っては、かつての中心街などの特定復興再生拠点区域(復興拠点)が2022~23年に避難解除された。拠点外について、政府は20年代中に住民帰還を実現させるとの方針を掲げ、帰還希望者宅とアクセス道路などを特定帰還居住区域に認定して国費で除染や家屋解体などを行う。
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