新たに発見された素数は「2の1億3627万9841乗引く1」と表される数で、十進法で書くとおよそ4100万桁あります。
1とその数自体でしか割り切れない「素数」は、小さいものから順番に2、3、5、7…と続き、無限に存在することが数学的に示されていますが、規則性は見つかっておらず、大きな素数を新たに見つけるのは困難となっています。
素数の一部は「2を何回かかけた数から1を引いた数」と表記できることが知られていて、こうした素数は「メルセンヌ素数」と呼ばれ、現在、各国の有志がコンピューターを使って新たなメルセンヌ素数を探す活動を行っています。
今回、見つかった素数は、10月中旬にアメリカの半導体大手、エヌビディアの元従業員が世界17か国にわたって結ばれたコンピューターを使って発見し、その後、各国の有志でつくるグループがさまざまな方法で検証を進めた結果、10月19日に確かめられたということです。
新たな最大の素数の発見はおよそ6年ぶりのことで、これまで知られていた素数より桁の数は1600万桁余り、多くなりました。
今回の発見者には有志のグループから3000ドル、日本円で45万円余りの賞金が贈られますが、発見者は教育機関に寄付する予定だということです。
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