披露された次世代モビリティー「ラプター」=東京都千代田区で2024年4月9日午後0時42分、山下俊輔撮影

 未来の都市モデルを発信する国際イベント「SusHi Tech Tokyo 2024」(27日~5月26日)を前に、東京都は9日、会場で展示される次世代モビリティー「ラプター」などを報道機関に公開した。

 ラプターはバイクや車椅子、デリバリー用ロボットと多用途で使えるよう開発が進められている。そのほか、人に代わって水中インフラや養殖設備などの点検をする水空合体ドローンなどが展示された。イベント期間中には、人を乗せて空を移動する「空飛ぶクルマ」のデモフライトも予定されている。

小池百合子知事(中央)や「SusHi Tech Tokyo 2024」実行委員会のメンバーら=東京都千代田区で2024年4月9日午後2時14分、山下俊輔撮影

 小池百合子知事は「次世代モビリティーに加え、自動運転、ロボット、AI技術などさまざまな未来のテクノロジーを楽しめるので多くの皆さんに参加してほしい」とあいさつ。実行委員長でクリエーティブ・ディレクターの辻愛沙子さんは「未来の東京がどんな形になるかということを皆さんと一緒に考えられる機会になれば」と話した。

 同イベントは、世界が直面する課題の解決に向けたテクノロジーやアイデアを集め、未来の都市モデルを発信するもので、有明アリーナなど湾岸エリアの4会場で開催される。【山下俊輔】

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