国際教養大のカセム理事長兼学長㊥は「若者たちの足元に未来を運びたい」と述べた(6日)

国際教養大学(秋田市)は6日、人の移動やモノの輸送といったモビリティーの開発を手掛ける企業など2社と連携協定を結んだ。産学連携を通してサービスをデザインし、事業アイデアを生み出せる人材を育み、高齢化が進む地域の課題解決や産業振興に役立てる狙いがある。

国際教養大が協定を結んだのは試作機開発に特化した製品開発・製造受託の日南(神奈川県綾瀬市)と電気自動車(EV)などモビリティーの開発や導入支援を手掛けるテクノプラン(東京・中央)の2社。それぞれの知的・人的資源を生かし、人材育成や研究、実証実験の推進に共同で取り組む。

国際教養大のモンテ・カセム理事長兼学長は「言語やコミュニケーション、国際性、リベラルアーツ(教養)などに加え、若者たちが未来を考えて創造し、新しい価値を生み出せるよう具現化していきたい」と強調した。

国際教養大と2社は6日、「With AI(人工知能)―AIと創るクリエイティブ超創作術」をテーマにフォーラムを開いた。2025年1〜2月にはモビリティーを地方再生のキーワードにし、課題解決に焦点を当て計4回のワークショップを計画している。

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