囲碁の七大タイトルの1つ、「天元戦」の五番勝負は、タイトルを持つ一力遼四冠が挑戦者の芝野虎丸九段に対しこれまで2勝1敗で、タイトルの防衛まであと1勝としていました。
28日、兵庫県洲本市で行われた第4局は先手で黒番の一力四冠が序盤からリードを広げ、終始、優勢に対局を進めました。
芝野九段も形勢を盛り返そうと食い下がりましたが、午後3時31分、一力四冠が123手までで中押し勝ちし、3勝1敗で天元のタイトルを初めて防衛しました。
対局後、一力四冠は「正しかったのかどうか分からない手もありましたが、自分の持っている力を出すことができたと思います。結果を残すことができてほっとしています」と話していました。
一方、敗れた芝野九段は「後半の打ち方がよくなかったので、この結果はしかたないと思っています。まずい内容に終わってしまい残念です」と話していました。
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