1基につき4200キロワットの風力発電設備を10基設けた(宮城県加美町)

ENEOSホールディングスの子会社で再生可能エネルギー事業を担うENEOSリニューアブル・エナジー(ERE、東京・港)と東北電力が出資する宮城県加美町の風力発電所が2日、運転を開始した。

出力規模は4万2000キロワットで年間発電計画量は約1億150万キロワット時。年間約4万4000トンの二酸化炭素(CO2)排出削減効果が見込まれている。

両社が出資する特別目的会社(SPC)JRE宮城加美(東京・港)が運営を担う。1基につき4200キロワットの風力発電設備を10基設けた。発電した電力は東北電の送配電子会社、東北電力ネットワーク(仙台市)に売電する。

東北電は2030年代早期をめどに東北6県および新潟県を中心に出力200万キロワットの再生エネルギーの開発目標を掲げる。24年4月末時点で開発・出資参画実績は約80万キロワットとなっている。

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