ベトナム政府から友好勲章が贈られたのは福島県郡山市出身で、ベトナム国立交響楽団で音楽監督兼首席指揮者をつとめる本名徹次さんです。
「ベトナム国立交響楽団」はベトナム戦争後の1984年に設立され、ベトナムを代表するオーケストラとして活動しています。
2001年に国立交響楽団の指揮者となった本名さんは20年以上にわたって楽団員の指導にあたり、オーケストラの実力を高めてアメリカツアーを成功させたほか、日本との音楽交流を積極的に行うなどベトナム音楽界への長年の貢献が評価されました。
式典は1日夜、首都ハノイのオペラハウスで行われ、本名さんは勲章などを受けとったあとスピーチに臨み「楽団に参加して以来これほど誇らしい瞬間はありません」と述べた上でこれまで支えてくれた仲間たちに謝意を示しました。
本名さんは式典に先立ってNHKの取材に応じ「大変光栄です。今後も日本側がベトナムの交響楽団を呼びたいと思うようなオーケストラを目指していきたいです」と話していました。
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