SUMCOは未定としていた1〜6月の中間配当は32円減の10円とする

SUMCOは9日、2024年1~6月期の連結純利益が前年同期比80%減の100億円になる見通しだと発表した。主力の半導体シリコンウエハーの販売が振るわない。前年同期に多結晶シリコン事業の取得に関連して負ののれん発生益200億円を計上した反動も出る。未定としていた1〜6月の中間配当は32円減の10円とする。

売上高は13%減の1925億円を見込む。生成AI(人工知能)向けなど半導体需要は回復しつつあるが、顧客である半導体メーカーのウエハーの在庫が膨らんでいる。将来の需要に備えた設備投資で減価償却費が増え、営業利益は62%減の176億円となる見通し。

同日発表した24年1~3月期の連結決算は売上高が前年同期比15%減の935億円、純利益が87%減の50億円だった。円安が収益を押し上げたが販売減を補えなかった。

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