宮城県の村井嘉浩知事は14日、福岡県の「福岡半導体リスキリングセンター」を視察した。同センターは半導体人材育成を目的に2023年8月に開設。福岡県の服部誠太郎知事らから取り組みの内容について説明を受けるとともに、講義の様子を見学した。
宮城県では台湾の力晶積成電子製造(PSMC)が半導体工場の建設を計画している。村井知事は「箱ができても有能な人材がいなくてはならない。人材育成に心血を注ぐ福岡県の取り組みはよいモデルだ」と評価。人材育成に向け、自治体同士の協力が必要と強調した。
福岡半導体リスキリングセンターは半導体について幅広く学ぶ講座を開講。半導体人材育成を目指す企業などが参加する。オンラインやeラーニングでの受講にも対応し、全国から参加できる。23年度は宮城県からも3社が受講したという。
そのうえで、村井知事は政府に対して「人材育成に対して、さらなるバックアップをしてもらえるように要望していきたい」と語った。
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