キリンホールディングス(HD)は20日、電気の力で食品の味を濃くする食器型デバイス「エレキソルト スプーン」を発売すると発表した。電源を入れて持つと人体には影響しない微弱な電流が流れ、減塩食の塩味やうま味を増強する。希望小売価格は1万9800円。
長さ25センチ、重さ60グラムで、食品や唾液などに含まれるナトリウムイオンを電流により舌にある受容体に集めることで、塩味を強く感じられるという。電流の強弱は4段階で調整可能。リチウム電池1個で約30時間使用できる。
キリンホールディングスが発売する「エレキソルト スプーン」(同社提供)
「エレキソルト スプーン」の開発を担当したキリンホールディングスの佐藤愛氏=20日、東京都中野区
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