下界は夏の暑さとなりましたが、標高2500mの世界は雪の絶景が広がりました。長野と富山を結ぶアルペンルートが開通し、外国人観光客も歓声をあげました。

そびえ立つ雪の壁。立山黒部アルペンルートの目玉、「雪の大谷」です。(標高2450m)

香港から:
「イチバン!!高い!!」

壁の高さは例年並みの14m。暖冬の影響で2月までは雪が少なかったものの、3月から多く降り、今年も迫力満点です。この絶景を目当てに、大町側の玄関口も朝からにぎわいました。

扇沢と黒部ダムを結ぶバスは、今年で開業60周年。15日朝は、山々をあしらった記念のラッピングバスを先頭に、次々にダムに向かいました。

片道およそ16分。長いトンネルを抜け、黒部ダムへー。

(記者リポート)
「開通した黒部立山アルペンルート。今年は多くのインバウンドにも期待できそうです」

雄大な雪の立山連峰をバックに記念撮影。台湾を筆頭に、東南アジア、韓国など、さまざまな言葉が飛び交います。

台湾から:
「景色がきれいです!」

タイから:
「とてもうつくしいです。ここにくるのが夢でした」

インドから:
「日本の桜も、雪の山々も見たかったので、とても楽しみました」

地元・大町の地酒もふるまい―。

「うまい!」

神奈川から:
「景色もいいなぁと思って、それで、おいしいものも飲めた」

黒部ダムでは6月26日から観光放水も始まります。関西電力によりますと、昨シーズンの入り込みはコロナ前の8割まで回復し、今年は2019年並みの90万人を目指します。

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