年齢を重ね、これまでのメークを続けることに迷いが出てくる人も少なくない。40代ごろから気になり始めるくすみや目元のカゲといった悩みを解消しつつ、流行を取り入れたメークにアップデートするこつを聞いた。 (木村留美)

悩み別に色を選べる下地。今回はラベンダーを使用した

 「最近のトレンドはツヤ肌。下地などベースメークにこだわって」。コーセーのメークアップアーティスト石栗望さんは話す。ツヤ肌をつくるためには、「ひと手間」が重要という。  まず下地はパールが入っているタイプがお薦め。化粧水などで水分補給した肌に、顔の中心部分や頰の広いところから外側へ塗り広げていく。その後、ラベンダー色の「コントロールカラー」を目の下の部分に逆三角形になるよう塗り明るさを出すことで、くすみをとばす効果が期待できる。

コンシーラー

 

トレンドはアプリコットなどオレンジ系


 ファンデーションは「ツヤ」をうたう種類のリキッドタイプやクッションタイプを選択。しみやくすみはファンデーションで消そうとすると厚塗りになるため、コンシーラーで消すと良い。カゲやくすみを消したい場合は、ワントーン明るいものを、しみは同程度の色合いのものを選ぶのがポイント。ベースの押さえになるパウダーはラメの入っていないツヤタイプを選ぶと、上品な透明感を出せる。  流行はアイカラーやチークなどで取り入れるのも効果的だ。「今年らしさを出すならアプリコット色」と石栗さん。この色は肌などが黄み寄りの「イエローベース」の人が似合いやすいが「メーカーやブランドによって色味が違う。(青み寄りの)ブルーベースに似合う種類もあるので、とらわれず楽しんでほしい」。

下唇の移行帯までリップを塗る

   
 口紅は、年齢とともに唇が薄くなるため、中心部分を実際の輪郭より一回り外側まで塗ることでふっくらと見せられる。口角もしっかり塗っていくことで、いきいきとした印象になる。


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