「税金ありなし人生すごろくゲーム」のイメージ=学研キッズネット(ワン・パブリッシング)提供

 「税金」を夏休みの自由研究テーマに――。教育ポータルサイト「学研キッズネット」上で、財務省主税局とコラボレーションした企画「おどろき!大発見!知ってためになる☆税金の自由研究」(https://kids.gakken.co.jp/jiyuu/tax/)が公開中だ。税金のない世界を体験する「税金ありなし人生すごろくゲーム」作りなど、複数のユニークな自由研究アイデアを提案している。

 親子にとって「夏休み最大の課題」ともいえる自由研究についての情報を提供する同サイトと、財務省主税局のコラボは今年で3回目。新紙幣発行や新NISA(少額投資非課税制度)など、お金に関する話題が小中学生にも身近な今、税金にも興味をもってもらおうと企画した。

 すごろく(小学3~6年生・中学生向け)は、製作期間1日。道路に信号がなく、友達と遊ぶ公園もない、図書館の本を借りるにもお金がかかり、交番がなく学校の先生がいない――といった「税金のない世界」の不便さに触れながら、生活に関わる多くの施設やサービスに税金が使われていることを学ぶ。

 他にも、サイト上では町にある税金を利用したモノやサービスをクイズにする「税金の使いみちYES/NOカード」、公立学校のあらゆる物に税金が使われていることを調べる「なんで学校は無料なの?」をテーマにしたリポートづくりといったアイデアを掲載している。

 学研キッズネットによると「財務省が記事の全体の監修や提案したアイデアへのアドバイスをして、一緒に自由研究テーマを作っている」という。税のプロと自由研究のプロの協力で、工作やクイズといった楽しさと同時に、家族や友達とも学びを共有できるのが特徴だ。

 サイトでは、リポート作成に役立つ財務省、国税庁のサイトの案内も掲載されている。公開は8月31日まで。【加藤美穂子】

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