福岡市地下鉄は29日、新型車両「4000系」の出発式を同市西区の地下鉄姪浜駅で開いた。テープカットの後、午後3時に「出発進行」の号令がかかり、鉄道ファンらに見守られながら一番列車がホームを後にした。空港線・箱崎線での新型車両の導入は1992年以来、32年ぶり。
車両は6両編成で、車体は両線を走行する「1000N系」「2000N系」の青色のラインを継承した。中央には福岡の空の玄関口である福岡空港をイメージしたスカイブルーも施した。前面から見ると切り落とした食パンのようなフォームから「青い食パン」と話題だという。
式典で高島宗一郎市長は「長く愛される車両になってほしい」とあいさつ。当面は市交通局のホームページで直近の運行時間が確認できる。市は現行の「1000N系」と順次入れ替える形で、2027年度までに18編成を導入する予定。【竹林静】
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