県が新たなブランド魚として売り出している「若狭まはた」の稚魚の出荷が、小浜市の県栽培漁業センターで始まりました。温度管理などを徹底し、元気な稚魚に育ったということです。
  
マハタは白身の魚で、味は淡白ながら甘みやうま味があります。高級魚として刺身や煮つけに使われ、県は「若狭まはた」のブランドで売り出しています。
 
9日はセンターの職員が2023年6月にふ化させて育てた、体長25センチほどの稚魚を、大きさや傷がないかなどを確認しながら互いに傷つけないよう1匹ずつケースに入れていきました。
 
北陸新幹線開業を見据え、若狭ふぐに次ぐ新たなブランド魚として生産が始まった「若狭まはた」。嶺南の民宿を訪れた観光客などに好評だということで、県は新幹線開業後、さらなる認知度アップに期待を寄せています。
  
9日は、敦賀の養殖業者へ1000匹を出荷しました。6月上旬までに合わせて3万匹を嶺南の養殖業者に出荷する予定です。養殖業者は1年半かけて海で育て、冬には重さ1.5キロ、体長40~50センチの大きさになるということです。

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