木原稔防衛相は10日の記者会見で、自民党の茂木敏充幹事長が総裁選公約で掲げた防衛増税1兆円分の停止に関し「私が一つ一つにマルかバツかと、言うことは適切ではない」と述べ、明言を避けた。足りない部分は税制措置が必要とする政府の公式見解にも触れなかった。
木原氏は「(総裁選)候補者の公約には、わが国の防衛政策を大きく左右するものが含まれる」と指摘。「公平、公正に行われようとする総裁選に予断を与えてはいけない」とも語った。
防衛増税は岸田内閣が防衛力の抜本強化の財源として実施方針を決定した。木原氏は政策集団に衣替えする茂木派に所属しており、総裁選では茂木氏を支持する見通し。
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