自民党の坂本国会対策委員長と立憲民主党の笠国会対策委員長が国会内で会談し、1日に召集された臨時国会の審議日程を協議しました。

この中で坂本氏は、4日の石破総理大臣の所信表明演説に対する、各党の代表質問を、衆議院で来週7日、参議院で8日にそれぞれ行い、会期末の9日に党首討論を行うことを改めて提案しました。

これに対し、笠氏は、党首討論ではなくすべての閣僚が出席して予算委員会で十分な審議を行うべきだと主張して折り合わず、引き続き協議することになりました。

自民 坂本国対委員長「国民に判断していただく材料は十分に」

自民党の坂本国会対策委員長は、記者団に対し「党首討論のほうが石破総理大臣も野党党首もお互いの立場でいろいろな意見が言える。党首討論をしっかりやって国民に違いを分かってもらうことが本来のあり方ではないか。党首討論の時間についてはまだはっきりと議論していない」と述べました。

また、記者団から、野党側に提案している審議日程で、国民に判断材料を示せるか問われたのに対し「石破総理大臣が所信を述べ、各党が代表質問し、党首討論をやるわけで、国民に判断していただく材料は十分に備えられると思っている」と述べました。

立民 笠国対委員長「予算委を最優先で争点を明確に」

立憲民主党の笠国対委員長は記者団に対し「すべての閣僚が出席しての予算委員会での質疑は譲れない。9日間の会期で信を問うことになるので、予算委員会を最優先でしっかりと開いて争点を明確にし選挙に臨んでいくことが石破総理大臣の取るべき道だ」と述べました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。