LGエレクトロニクス・ジャパン(東京・中央)は6日、人工知能(AI)が映像処理することで表現力を高めたテレビの新機種を日本で発売すると発表した。人間の表情などをリアルに表現できる専用のAIプロセッサーを搭載した。26日から順次投入する。
AI技術を使い、映像の解像度を高めた。映像内の人間の顔を認識し、全体とは異なる映像処理を加えることで、表情をよりリアルに表示する。背景と人物の境目をより鮮明にすることで、映像の奥行きなど立体感を出す。
例えば、AIがライブ映像でアーティストを認識し、強調することで視聴者は没入感を高められるという。暖炉のある家庭のシーンでは画面の暖かみを強調し、映像制作者の意図まで分析して映像処理をかける。
有機ELと液晶パネルの2種類を用意し、全7シリーズ合計で29機種をそろえる。想定価格は有機ELの55型で45万1000円前後、液晶の55型で19万8000円前後とする。主力シリーズでは有機ELテレビとして国内最大の97インチも用意する。マーケティングコミュニケーションパートリーダーの植田景子氏は「30〜40代で、子どもを持つ家庭に使って欲しい」と話す。
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