「王位戦」第5局は、神戸市の旅館に対局室が設けられ、渡辺九段が先に入室し、続いて藤井七冠が盤の前に座りました。

対局は午前9時に始まり、先手の藤井七冠が飛車先の歩を突くと、後手の渡辺九段は歩を動かして角道を開け、序盤戦が始まりました。

「王位戦」七番勝負は、ここまで藤井七冠が3勝1敗でタイトル防衛まであと1勝としています。

藤井七冠がこの対局に勝ってタイトル防衛を決めると、「王位戦」5連覇となり「永世棋聖」に続く2つ目の永世称号、「永世王位」の資格を獲得します。

一方、渡辺九段はこの第5局で2勝目をあげて粘りを見せられるか、注目されます。

第5局の勝敗は28日午後に決まる見通しです。

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