「岸和田だんじり祭」は五穀豊じょうを願って江戸時代から300年以上続く大阪・岸和田市の伝統の祭りで、ことしも市内の各地区から34台のだんじりが参加しました。

だんじりは高さおよそ4メートル、重さはおよそ4トンで、ねじり鉢巻きにはっぴ姿の若者たちが、太鼓や笛などの鳴り物とともに「そーりゃ」と掛け声をあげながら豪快に引き回します。

最大の見せ場は交差点を勢いよく回る「やりまわし」で、屋根の上でうちわを持って舞う「大工方」の合図でだんじりが勢いよく曲がると、見物客から大きな歓声が上がっていました。

大阪市から夫婦で訪れた70代の男性は「ほかの祭りとは違う勇壮さが好きで、20年以上、毎年見に来ています。祭りを見ると元気をもらえます」と話していました。

大工方を務める40代の男性は「『やりまわし』がうまく決まると最高に気持ちがいいです。大工方に憧れる子どもも多く、自分の舞を見せることで祭りの伝統を引き継いでいきたいです」と話していました。

「岸和田だんじり祭」は15日も行われます。

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